フクシノハナシ -大学4年間-
早めのこんにちは。まさたそです。
今日は前回の続きからです。
大学選びの基準でマストにしていた条件は
両方の(受験)資格を取れることでした。
調べたら国公立は2つしかなくて、私学は社会福祉士と精神保健福祉士の(受験)資格取得が多かったです。
結局諸々の条件がよりよかった私学を選びました。
受験の話は割愛
入った学科は①でもお話ししましたが、介護福祉士(以下、介福)・社会福祉士(以下、社福)・養護教諭(以下、養教)の受験資格取得をメインに、ダブルライセンスも狙えるような授業の組み方がされていました。
1年生の授業では基礎がほとんどでしたが、介福の授業は後期から始まりました。
最初は20人ほどいたこの授業が、1年が終わる頃には10人(学科人数の8分の1)になっていました。
それくらい介福の授業は人気がなくて(と言ったら先生方に失礼ですが)、圧倒的に養教や社福をメインに考えている学生が多かったのです。
それだけみんな児童に関係する職に興味があったということですね。
1年生が終わり2年生になる前の春休みに、初めての介護実習1-1が10日間ほど行われました。(実習の話はまた別でします)
2年生では、介福の授業に加え社福の授業も始まり、毎日4限5限は当たり前で、たまに6限なんかもあったりしました。養教だけ社福だけの子とかはこの時から全休があったりして、羨ましいなとしか思いませんでした。
なんなんだこの差は!と嘆きつつも自分が決めたことだから仕方ないなって、そう折り合いをつけて日々過ごしていました。
当然バイトもしていたし、サークルでは運営を担う学年であったため、その辺との兼ね合いにもすごく悩んだけど充実した1年間でした。
夏休みには10日間ほどの介護実習1-2があり、時期的にも年齢的にも遊びたい気持ちが強かったです。運営の夏合宿が実習とダダ被りの日程で、なんとかずらせないかと考えたりもしてました。
自分なりに時間をやりくりしてなんとかこなしていたのですが、授業・バイト・サークル・課題(・実習)をするのはほんとうに大変で、よく頑張っていたなあと振り返って思います。
そしてまた春休みに介護実習2が21日間ほどありました。
3年生になってようやく全休1日くらいできるだろうと思ってたのですが…甘かった……
さすがに毎日4限5限ではなくなりましたが、それに比例するかのように授業の内容もむずかしくなっていったので、試験期間はとても追い込まれていました。実習に必要な科目を落としかけて再試受けたりなんかもしました。
そうしてまた夏休み。
介護実習3(20日間)と社福実習(15日間)があり実質4日間しか休みがなく、体調も崩したし、精神的なダメージが大きかったです。
春休みも実習はありましたが、社福だけで14日間様々な経験をさせていただきました。
4年生はほとんど授業はなかったですが、就活や国試の勉強、ゼミ(卒論)のために、結局毎日通っていました。
それでも夏休みにはたくさん遊べたし、今までの分を取り戻せたようで楽しかったです。
後期になっていよいよ国試の対策が本格的になり、卒論も10月末を目処に提出だったため、終始てんやわんやしてました。笑
毎日図書館こもってた気がします。
国試の勉強についても何かしら声があれば書こうかなと思っています。
国家試験は卒業見込みで受けて
介福は合格でしたが、社福は1点足らず…
次の年にまたチャレンジすることとなりました。
そんなこんなで大学卒業まで日々充実していた4年間でした。
4年間を通して、世間がよく言う「大学は人生の夏休み!」が通用しない学科/専攻もあるんだと思い知りました。
遊びたいのに遊べないジレンマとの戦いが一番しんどかったです。
だけど、社会人になってから思うのは、今の方が時間に余裕があるということです。
社会人の方が忙しいと思っていましたが、いかんせん授業・バイト・サークル・課題・実習といった、系統のちがうことをそれなりのクオリティでやり切るという学生時代だったのが、仕事一本になったため、そりゃあ自由な時間が多くもてるはずだと納得しました。
「社会人の方がゆとりあるわ〜」なんて話をサークルのメンバーにしたら「学生時代頑張ってたからやね」なんてひとりの子が返してくれて、その時はジーンときたし、頑張っててよかったなと思いました。
という感じで、大学4年間の授業の様子をざっくりと振り返りました。
人によって感じ方はそれぞれだと思いますし、この状況に当てはまらない人の方が多いと思いますが、最後にひとつ言うならば…
「学びや経験は全部無駄じゃない」
ってこと。
たくさん学んでいろんな経験をしてください。
すぐに繋がることはなくても、数年後に必ず学びや経験は繋がるし生かされます。
大変な状況だけど今を乗り越えてほしいです。
同じ環境にいないし、経験していないから100%の共感はむずかしいけど、思うように授業を受けられていないもどかしさは感じ取っています。
私にはがんばれ〜とエールを送ることしかできませんが、将来人のために働きたいというあたたかい気持ちをもった学生さんの未来がどうか明るいものでありますように。
そう願ってやみません。