まそ

雑多なブログ。

フクシノハナシ -実習-

こんにちは、こんばんは。まさたそです。

 

今回は実習について振り返ります!

といっても5年前になるので忘れていることもありますが、できる範囲で思い出して心情をメインに書いていきます(笑)

福祉職の方にとって、失礼な表現や不快に思われる部分もあるかとは思いますが、学生時代のこととして、まだ半人前だったので大目に見ていただけたらと思います。

 

それでは時系列ごとに追っていきまーす

 

1年生春休み(2月)

介護実習1-1 (10日間)

 

従来型の特別養護老人ホーム(特養)での実習でした。

初めてのことでわからないことも多く、あっという間に過ぎていった10日間でした。

とにかく記録を書くのに時間がかかってかかって…

体調管理には気をつけつつ、毎日必死でした。

声の掛け方、誘導の仕方など見て真似できる部分は真似して実践していましたが、同じようにやっても拒否されることは当たり前にありました。

対人援助は教科書通りじゃいかないことを身をもって経験した、初めてにしては学びの多い実習でした。

 

 

2年生夏休み(8月)

遊びたいお年頃。9月はなんにもなくてよかった。

 

介護実習1-2 (10日間)

 

ユニット型の特養で実習しました。

前にも少し触れましたが、この時、サークルでは運営を任されていた学年でした。年齢的にも遊びたい欲が爆発していて、一緒の施設に行く子(Aちゃん)ととある暴挙に出ました。

 

※以下、いい子は真似しちゃいけません!!!

 

当時、私はサークルの夏合宿に行きたかったし、(運営ということもあったし、ほかの学年よりも人数が半分くらい少なかったから、1人休むとほかのメンバーに大きい負担がかかるのが申し訳なかったのです)Aちゃんは花火大会に行きたいという、それぞれの思いがありました。

本来は日程に関して、冠婚葬祭といったよっぽどのことがない限り、学生側から何か言うのはタブーとされていました。

ただやっぱりどうしても遊びたい欲が抑えきれず、その暗黙の掟を破ったのです。

(とんだ不良学生です)

事前訪問の際、コミュ力おばけのAちゃんが、施設側にうまいこと言ってくれたので、2日間のお休みをいただきました。

その2日間で、私は合宿に行き、Aちゃんは花火大会に行きました。

実習自体は前回とちがった視点で考えることができて楽しめたし、とても充実していました。

が、無理を言って遊びにいった代償として日誌が溜まり、結果的に自分で自分の首を絞めることとなりました。

施設の職員さんは日誌の提出が遅れて迷惑をかけても、怒ることも大学側に言うこともなかったのですが、印象は良くなかっただろうし、自分たちが苦しくなるということもすべてお見通しのうえで、お休みをくださったんだと、あとになって気づきました。

反省はしましたが、同時に大学側に対しての怒りもありました。

休み期間に実習放り込む方が悪いだろ!

そもそも日誌次の日提出自体厳しくね?

遊びたい、遊べない

諦めたくない、諦めなきゃ

自分で決めた道なんだからつべこべいうな!

でも実習期間決めたのは大学側じゃん

いろんな葛藤がありました。

遊びたいように遊んでいたサークルの子がすごく羨ましくて眩しくて、なんで私はこんなこと(失礼)してるんだろうって悲しくなりました。

ただただ、自分の置かれている環境に反抗しかなかった2年生の夏実習でした。

 

2年生春休み(2月)

介護実習2 (21日間)

この実習では個別支援計画(ケアプラン)を立てることが目的でした。これまたAちゃんと一緒でした。

2月なので遊びに行きたい欲は落ち着いていましたが、計画を立てるという目的がとてもむずかしくて、日誌を書く時間にお互いのプランの話をしたり、援助に対する疑問をぶつけ合ったりして、結局日誌は表面だけしか書けません。家に帰ったら帰ったで睡魔にやられ、次の日早く起きても、書ききれず、これまた提出が遅れました。(先述の通り、前回の反省には反抗心もあったため、全然学びに繋がってなかったのです。)施設側は当然大学に連絡し、先生からはバチバチに怒られました。大学名に泥を塗るのかと。さすがにここまで言われると反省しかありませんでした。

 

 

3年生夏休み (8.9月)

最後の介護実習と初の社会福祉実習があり、ほとんどが実習で埋まりました。さすがに遊びに行く気は薄れていましたが、周りの楽しそうな様子を見て心がぐちゃぐちゃになった3年生の夏。良くも悪くも一生忘れません。

 

介護実習3 (20日間)

春に行った実習先と同じところでの実習でした。

(この実習が始まる前、施設側からの要望もあり、日誌をちゃんと提出しますという誓約書を書きました。ここまでしなきゃちゃんとできない自分に失望したし泣きました。)

前回はケアプランを立てるところまでが目的でしたが、今回はその先の実践まですることになっていました。しかし半年も期間があけば状況は変わるので、また一から情報収集しプランの立て直しをしました。時間はあってもあっても足りず、実践も思うように進まずで、泣きそうになった(いや、泣いた)ことが何度もありました。

そういう時って周りが余計にキラキラして見えるんですよね。遊びたい気持ちは抑えられていましたが、逃げ出したい感情が溢れてとまりませんでした。もう最後の介護実習なんだからとなんとか奮い立たせてやり切りましたが、戻りたくはありません。

遊びたくても遊びに行けない夏休みには慣れたし、諦めもついたけど、周りの楽しそうな様子を見るのはやっぱり辛かったです。Twitterであげられる写真やLINEのグループで作られるアルバムを見なきゃいいのに、気晴らしにと見てしまって後悔すること多々ありました。(ただのバカ)

しんどいアピールをしたくなかったので、実習のことはあまり書かないようにしていました。でも、心のどこかで大変なのをわかってほしいという気持ちもあったため、完全なSNS断ちはできませんでした。書いては消してを繰り返したり、下書きにため込んだり、そうやって消化していくしかなかったです。

 

 

それから5日後

(実習と実習の間の4日間が私にとっての夏休みでした。)

 

社会福祉実習前期 (14日間)

地域包括支援センターでの実習でした。

介護実習とは全くちがった視点で取り組まなければいけなくて、最初は戸惑いがあり、また実習先自体も実習生の受け入れ自体が初めてだったようで、前半はお互い手探りな状態が続きました。

 

折り返しに差し掛かる頃、帰校日という名の実習生+先生との状況報告会がありました。15人くらいが1クラスだったのですが、周りの子たちはよく気がつく人たちが多く、今回の実習で自分は全然気づけていないし、学びも少ないということを痛感し泣きました。

社福実習は介護の実習より楽だなあと感じていたその姿勢が学びに繋がっていないんだと、心のどこかで感じてはいました。舐めているわけじゃないけど、実習を何回かやってきたから変な余裕があったんでしょうね。

みんなの話を聞いて、完全に学びの姿勢(自主性)がなかったことを反省しました。

この時の記録は読み返すのが嫌になるくらい、薄っぺらい内容です。

またこの実習では体調を崩してしまいました。幸い帰宅してからの発熱でそれ以外の症状はなく、次の日までに薬でなんとか下げて実習に行き、2日間の休みに入るタイミングで完全に治しました。

これも本来はグレーゾーンな例ですが、無理やり薬で熱を下げて行った日は先生が実習の様子を見にこられる巡回日でもあったため、(先生だって忙しい中日程調整して来てくださることを思うと申し訳なくて)なおさら休める状況でもなかったし、休んだ分日数が伸びるというのもわかっていました。前期実習終了日の次の日から後期授業開始だったこともあり、絶対に伸ばしたくなかったし休みたくなかったのです。

誰にも移った様子はなくホッとしましたが

良い子は真似しちゃいけません!!!

 

 

4日間の夏休みの中で、サークルに参加した時

同学年から言われて嬉しかったのは

「大変やね、お疲れさま」で、

言われて悲しかったのは

「(9月から)また実習?大変やなあ」でした。

後者は後者でたくさんあって大変だなあという意味で労ってくれていたんだと今はわかります。ですが、当時は「また実習?」という言葉がぐさっとささりました。

それまでに何度か3年生の夏が忙しい理由を説明してきただけに、伝わってなかったのかと悲しくなったのでした。

 

そんなこんなで

体力的にも精神的にもかなり追い詰められていた3年生の夏でした。

 

 

3年生春休み (2月)

社会福祉実習後期 (14日間)

 

資格関係最後の実習です。

ここでも社会福祉士の視点から個別援助計画を立てることが目的とされていました。

前半で自分の学びの姿勢がなかったことを反省し、積極的に取り組むようになりました。

計画を立てるのはむずかしい部分もあったけど、楽しくもありました。

それまでの中で一番身も心も穏やかに過ごせた実習でした。

 

 

ここからは余談になるのですが、4年生の時、養護教諭の実習に行ってた子たちの発表会がありました。そこには友達もいたしあきコマで暇だったのもあって、こっそり紛れ込んで聞いていました。教育実習も授業計画を立てたり模擬授業をしたりでかなり精神を削られるというのは小耳に挟んでいたし、友達の話を聞いて大変そうだなあと感じてて。だけどみんなすごく楽しそうに話をするんです。その姿は今でも印象に残っています。子どもたちからもらった手紙とかを持ってきて、その中のエピソードを話す子もいて、羨ましさと切なさでなんだか泣きたくなったことも記憶に残っています。

悲しいかな。高齢者に関わる実習では「ありがとう」は言ってもらえても手紙はめったにもらわないし、自分が頑張った証や自分を評価してくれるものは日誌やレポート、振り返りシートといった「義務的」で「機械的」なものしかありません。実習は勉強しにいっているので、見返りを求めることは間違ったことだというのはわかっていました。でも学生で、まだまだ未熟で弱かったので、心のどこかであたたかみのある評価がほしいと思っていたことが、前面にあらわれてきて悲しかったんだと振り返って思います。

実習期間中や終了後に同じ課程の子たちと話し合いをするのは楽しい時間ではありましたが、話題が話題なだけに重くなることもありました。楽しかったことよりも辛かったことのほうを覚えているのは人間の性ですが、人生の先輩との関わりから学んだことはこれからの生きる術として活かしていくしかないのでしょうね。

 

 

 

 

 

 

こんな感じで6つの実習をざっくり振り返ってみたのですが、なかなか悪いことをやってますよね…

今となってはどれもいい思い出です!

学生さんには絶対真似してほしくないてすが、こんなことがあってもちゃんと単位はもらえて卒業できたし、福祉の現場で働けているので大丈夫です!笑

自信をなくした時や挫折しそうになった時に、

「この人よりはマシだ!」って思い、がんばるきっかけのひとつになれていれば幸いです。

 

 

 

P.S.

実習行かれた方はぜひトータルの実習時間を授業のコマ数に換算してみてください。

これだけ頑張ったんだなあっていうのがよくわかるし、しんどかった気持ちが救われます(笑)

実習に理解がない人たちに説明するのにも有効です←