まそ

雑多なブログ。

シゴトノハナシ②

こんばんは。まさたそです。

 

ずいぶん間があいてしまいましたが

仕事の話をちょっくらさせていただこうかなと。

 

私が現在、訪問介護員(ヘルパー)として勤めている

定期巡回・随時対応型訪問介護看護

夜間対応型訪問介護

は、どんなサービスを提供しているかという話ですね〜

ちょっとむずかい内容なのですが、国策として整備されていくサービスになります(特に定期巡回のほう)。

予備知識として知っておいたら何かの役に立つかもしれません。

 

 

簡単に説明すると

 

医療面で訪問看護と連携を取りつつ

1日に複数回の訪問介護で高齢者の在宅生活を

24時間365日支えるサービス

 

です。

 

 

定期巡回・随時対応型

というのはざっくり言うと

掃除や洗濯、炊事や買い物といった生活援助

食事介助や排泄介助といった身体介護

5〜20分程度で提供するサービスです。

支援内容はだいたい決められていますが、訪問する時間や回数など、どの曜日に買い物行って、いつ掃除して、何回排泄介助に行くか、といった細かいことは事業所任せになっております。

 

【従来の訪問介護との比較】

①追加やキャンセルがしやすい

ケアプランはあるものの事業所の裁量で訪問の回数を調整することができるため、比較的柔軟にニーズに対応できる在宅サービスです。

 

ex)

朝(9時)夕(17時)に食事の準備でサービスを利用しているAさん。

なんだか今日は体調が悪そうだったから23時ごろに一度様子を見に行ってみよう。

 

ex)

Bさんは今晩、家族とご飯を食べに行くことになったため、夕食の準備はキャンセルになった。

 

とかが事業所の判断で簡単にできるのです。

(もちろんケアマネさんには適宜連絡します)

 

世間一般のイメージである訪問介護ではケアマネジャーさんのプラン通りの支援をします。中には追加料金やキャンセル料がかかる場合もあるため、そう簡単に追加やキャンセルはしにくいのです。

 

②地域性にあわせた支援ができる

ある程度限られた地域(だいたい中学校区)での展開となるため、その土地柄に合わせた支援ができるのです。

 

ex)この地区では近所の人が買い物をしてくれるからヘルパーでの支援は不要だ。

 

というような感じで定期巡回では

ヘルパーが行うべき援助の見極めも

重要なポイントのひとつなのです。

 

③現場の意見が反映されやすい

固定ヘルパー制ではないため、いろんな人の視点からご利用者の支援を客観的に見ることができます。

より良い支援方法をみんなで議論し、ああしてみよう、こうしてみようと創意工夫が行われます。

 

ひとつの訪問介護事業所で支援に入っているため、支援内容や物品の管理方法について情報の交換や共有がしやすいところはメリットだといえるでしょう。

 

定期巡回には

・ヘルパーが日によって変わる

・生活のこだわりに添いきれない

というデメリットもありますが

慢性的な人手不足により、訪問介護の生活援助ですら手厚くできない現状になりつつあります。

どうしてもこだわりがある(強い)という人は、個人で家政婦さんを雇っていただくしかないのです。

そしたら今度はお金の問題が発生してきますよね…

お金をかけて細かいところまできちんとやってほしい人もいるし、多少雑(といっても自分の家でするような感じ)でもいいから安くで済ませたい人もいるでしょう。そこはもう個人の価値観のちがいによりますが、、、

 

ヘルパーを家政婦さんみたいに

なんでも屋さんみたいに扱ってほしくない

ってのが本音です。

(ここを勘違いしてる高齢者が多いことで…)

(そりゃあヘルパーもいなくなる)

 

 

 

 

 

随時対応というのは急を要する時に行う支援全般のことを指しています。

トイレに失敗した とか

急な体調不良で見に来て欲しい とか

訪問看護と連携を取りながら支援をします。

 

 

 

 

 

夜間対応型

というのは夜間帯(18時〜翌8時)に利用できるサービスです。

こちらにも定期派遣と随時派遣があります。

 

定期派遣では

○時に××さん

○時に△△さん

というような感じで

訪問する時間がある程度決まっていて

ケアマネジャーさんが作ったプランに沿った内容の援助をします。

定期巡回のように追加の支援とかはありません。

 

随時派遣では

利用者さんや家族さんからの通報で訪問します。

(電話線経由でナースコールを設置し、ボタンが押されたら事務所に電話がかかってくるという仕組みです。)

内容としては

「転けた!」

「トイレに失敗した!」

「胸が苦しい」

「ひとりでおむつ交換できないから助けて」

などなど様々です。

訪問して状況を確認し、排泄介助なり、転倒介助なり、時として救急搬送の準備なりをします。

随時派遣では基本的に身体に関することしか対応できません。

「テレビがつかない」というような内容の通報だけでは訪問できないということです。

 

 

とまあこんな感じでざっくり説明しましたが

どんな仕事をしているかお分かりいただけましたでしょうか?

質問等あればTwitterのプロフィールに固定されているなんでもBOXに送ってください。

気づいた時に返信しておきます。

 

それではまた…